フィギアスケートの羽生弓弦(はにゅう ゆずる)選手。2018年には、2014年のソチオリンピック金メダルに続き、平昌オリンピックでオリンピック連覇となる金メダルを達成しました。
その前にけがもしていて、出場はできるのか、けがは大丈夫かと、心配していた中での大会だったので、その心配をまるで突き破るような演技に、大興奮してしまいましたね。
そのスタイルのよさにも注目が集まっていますが、体重や身長はどれくらいで、どう変化してきたのでしょうか。
また、羽生弓弦選手の演技後には、多くのプーさんのぬいぐるみがアイスリンクに投げ込まれます。あまりに多いので、プーさんシャワーとまで名前がついているのですが、その理由はなんなのでしょうか。
ここでは、羽生弓弦選手の身長や体重、そしてプーさんのぬいぐるみの話題についてみていきましょう。
羽生弓弦選手の身長体重の変化はあるの?
羽生弓弦選手のプロフィールは次のとおりです。
- 生年月日:1994年12月7日生まれ(2018年12月で24歳)
- 出生地:宮城県仙台市泉区
- 身長:172㎝
- 体重:57㎏
- 所属クラブ:全日空(ANA)・クリケット・クラブ(トロント)
スラっと身長が高い印象ですが、身長だけ見ると日本人の平均的な感じです。
統計では日本人の同年の24歳の(2年前の統計の)平均は172.6㎝、体重64.3㎏ですので、体重の少なさが際立っていて、スラっと見えるのですね。
ちなみに、よく使われる「体重と身長の関係から肥満度を示す体格指数(BMI)と適正体重」を、この羽生選手の身長と体重の数値から出してみると、
- 肥満度を示す体格指数(BMI):19.27
- 適正体重 :65.08kg(適正体重よりー8.08kg)
となります。ここからも、そのカラダの締まり方が、まったく違うのだとわかります。
その羽生弓弦選手の中学生のときの身長が少しわかる写真がこちらです。
表彰台の1位、2位、3位の段差はありますが、それを差し引いたとしても、同年代と比べて、身長が飛び抜けて高いのがわかる写真です。2008年2月の第28回全国中学校スケート大会での写真ですので、羽生弓弦選手は中学1年生13歳です。
中学3年生の時には、身長が170㎝近くに達していたことのことですので、身長の変化はこの中学の時までぐんぐんと伸びていったのでしょう。逆に言えば、高校以降は緩やかな身長の伸びになってきていると思われます。
体重の変化については、わかりませんが、太った感じになった写真は見当たらないので、ずっとこの体型を保ってきたのでしょうね。
羽生弓弦選手は、2017年の日本テレビ系「24時間テレビ40 愛は地球を救う」でぜんそくであったことを話しました。それによれば、2歳の時からぜんそくになり、薬も持ち歩いていたということです。
成長につれて症状は改善されたとはいえ、発作で練習できなくなることもあったとも話しています。また、ぜんそくの影響を訊かれて次のように答えています。
苦しいは苦しいですけど、僕らぜんそく持ちの選手からしたらそれが普通。自分がぜんそく持ちだからこんなにも競技がしんどいとか、そういう思いはほとんどなかった(出典:株式会社デイリースポーツhttps://www.daily.co.jp/general/2017/08/26/0010497968.shtml)
ぜんそくを克服するために、スケートを始めたということですし、鍼治療や気や道を開く施術、移動や練習の時にマスクを着用することで心肺機能を上げるなどの対策などをとってきたとのことで、そのなかでのこの身長や体型は、カラダへの意識の高さの表れのようにも感じられます。
その苦しさを和らげてくれるのに、ひょっとしたらプーさんのぬいぐるみがあったのかなぁとも思われるので、次にそのお話をします。
プーさんのぬいぐるみとプーさんシャワーの理由
羽生弓弦選手の演技後の写真、あなたもこのシーンを見た時に驚いたでしょう。
プーさんのぬいぐるみが、観客席からポンポン投げられて、アイスリンクがプーさんのぬいぐるみでいっぱいになりましたね。この、降り注ぐような様子がプーさんシャワーとまで呼ばれるようになりました。
拾い集めるのが間に合わないような様子でしたが、なにか微笑ましいような感じで、見ていて笑顔になってしまいました。
このプーさんが知られるようになったのは、羽生弓弦選手が2011年9月の試合の時に持ち込んだティッシュのカバーからということです。
それで、羽生選手がプーさんを好きなことを知ったファンの方が、2014年グランプリシリーズ中国大会で投げ込んだのがきっかけとなりました。フィギアスケートでは、演技後、花束が投げ込まれることが多かったのですが、羽生選手の場合はこれをきっかけとして、プーさんのぬいぐるみが投げまれるようになったのです。
羽生選手も、プーさんが好きと言っていて、その理由を「顔が安定しているから」と話しています。この写真のように試合の直前にも見ているのですね。
なんだが、プーさんをこうして見ている羽生選手を想像すると、一緒になって笑顔になってしまいます。
プーさんは(もともとは)しゃべらない:聴く力
ちょっと記憶違いかもしれませんが、プーさんというくまさんのキャラクターは、もともとはしゃべらないキャラクターだったと思います。いまでこそ、映画になっておしゃべりもするプーさんですが、ウォルト・ディズニーとしては、話すキャラクターと話さないキャラクターというのがあって、くまのプーさんはしゃべらないキャラクターだったのだと思います。
しゃべらないということで、なんかそのままの自分を話せもするし、聴いてもくれて、包容力をとっても感じるキャラクターになっているのではないかなぁって思います。もちろん、顔も仕草もとってもかわいいんですけどね。
羽生選手が、いろんな想いをプーさんに話している、その顔もとっても暖かい、そのことできっと羽生選手自身の気持ちが落ち着いたり、癒されたりするのでしょう。
まとめ
まず、羽生弓弦選手の身長や体重、その変化についてみてきました。
- 身長172㎝、体重57kg(適正体重よりー8.08kg)、BIM19.27
- 中学3年の頃には身長は170cm近くに達していて、体型はほとんど変化していない
- 中学生まで身長がぐんぐん伸び、高校以降はやや緩やかな伸びになっていると思われる
ぜんそくを抱えて苦しみながらも、それを苦ともせず、施術を受けたり、マスクをしたりして心肺機能を高めてきたカラダづくりは、その意識の高さを感じますね。
また、プーさんのぬいぐるみが投げ込まれるプーさんシャワーの理由についてみてきました。
- 2011年から羽生選手のティッシュのカバーとしてくまのプーさんが知られるようになった
- 2014年グランプリシリーズ中国大会にくまのプーさんが投げ込まれたことがあり、そこからプーさんのぬいぐるみが多く投げられるようになった
- 羽生選手もプーさんが好きだといい、「顔が安定しているから」とその理由を話している
見ていても微笑ましいですよね。
そして、そんな素の自分をプーさんに見せている姿を、ファンやわたしたちにそのまま見せているということも、羽生選手のやさしさや強さのようなに感じて、すごいなぁとわたしは感じてしまいます。