Nitto ATPファイナルズ2018(ロンドン)への出場を決めた錦織圭選手。
この大会は、ATPワールドツアーの年間最終戦となるもので、レース・ランキングなどによりシングルス8名、ダブルス8組が選ばれます。錦織圭選手は2年ぶり2度目の出場となりました。年間の総合成績で選ばれるのですから、なんか私たちまで誇らしい気持ちになりますね。
その錦織選手のネックレスが話題になりました。トンボの形をしているネックレスで、ちょっと目をひいて、彼女からもらったんじゃないかという人もいるようです。気になってしまいますね。
どんな訳があるのか、見ていきましょう。
Contents
錦織圭選手のネックレスはトンボの形!その隠された訳とは?
錦織圭選手の気になるネックレスはこれ!
錦織圭選手の気になるネックレスは、次の写真でわかります。
トンボらしいというのがわかります。少し拡大してみましょう。
これでトンボだとよくわかります。
試合での別の写真があります。
これは、上海マスターズ での錦織圭 vs クエリー(2018年10月)の写真です。前の写真でわかっているとトンボだとわかるでしょう。
錦織圭選手の身に付けているネックレスですから、気になりますね。ファンの間では、「彼女から貰ったものなのでは?」と心配する声も上がりました。
このネックレスをし始めたのは、フランスで2018年9月に行われた「モゼール・オープン」と言われています。
トンボ(蜻蛉)にはどんな意味が隠されているのか!
トンボだなんて、きっと錦織圭選手の想いがあって選ばれた形なのでしょうから、その意味を知りたいですね。
日本では、トンボは勝ち虫とも言われていました。そのいわれはこうです。
- 古事記では、雄略天皇が奈良県吉野で狩りをしていた際、休憩のときにアブに腕を刺される。すると、1匹のトンボがそのアブに襲い掛かり捉えて飛び去った。
- トンボは後退しないところから、前進あるのみの不退転の決意を示したものと言われる。
- トンボは同じルートを通って戻ってくることから、無事に戻るという縁起がいいものとしても知られている。
このようなことから、戦国武将に好まれたり、今もテレビドラマの陸王でもマークとして出てきたり、剣道をする人にも親しまれています。
戦う人にとってトンボを掲げる意味は、何と言っても「不退転の決意」「前に進むのみ(というアグレッシブさ(攻撃的))」という点でしょう。
それでも、錦織圭選手は、このトンボのネックレスの意味を「武将の前進あるのみという意味か?」と問われて、「知らなかった」と答えています。でも、それはちょっと本当の気持ちを隠そうとしたのでしょう。
実は、錦織圭選手は、トンボの意味は知っていたのではないかと思います。それをお話ししましょう。
ウェアに秘められたトンボとは!
ウェアに秘められたトンボとは、ユニクロのフェアにあります。
2016年9月の全米オープンテニス大会に合わせて、ユニクロが錦織圭選手ように開発したウェアが、トンボの羽とモチーフとしていたのです。
そのトンボの翅の模様とそれをモチーフにしたウェアの生地がこの写真です。
これは、2016年の全米オープンテニスに出場する錦織圭選手のためにユニクロが作ったものです。
この開発者は、トンボの羽をモチーフにしたのは、「戦国時代に、前にしか進まない縁起のいい虫として捉えられ、【勝ち虫】と呼ばれていた」からだと話しています。
そして錦織選手が試合で来ているシーンです。
これはユニクロ「「勝ち虫」トンボの翅をイメージしたデザインでさらなる飛翔を目指す 錦織選手モデル」として販売してもいたので、トンボの意味は十分に錦織圭選手もわかっていたと思います。
では、その錦織選手の想いに迫ってみましょう。
トンボのネックレスを付けた時の錦織圭選手の秘めた思いとは?
この全米オープン2016に合わせてユニクロはこれを販売し、錦織圭選手は全米オープンでベスト4になります。グランドスラムでの2年ぶり2回目のベスト4進出を果たしたのです。
少し振り返ってみると、この2016年のシーズン終わっての世界ランキングは5位でした。しかし、2017年の全米オープン大会(8月―9月)の前に手首を痛めてしまい、全米オープンも含めて2017年のシーズンをすべて休みます。
そして2018年、成績に上下はありながらも、だんだんに調子をあげ、全米オープン(8月ー9月)で再びベスト4への進出を果たすのです。
このネックレスを付けたといわれるモゼール・オープン(2018年9月頃)の錦織圭選手は、やっと好調だった自分を取り戻し、これからもやるぞぉーと、ぐっと前を向いている感じだったのではないでしょうか。
だからこそ、トンボのネックレスをつけ、その意味を人には言わないでおいたのです。秘めている方が強い思いということも多いですからね。
買ったお店はここかも!
この錦織圭選手のネックレスを正確に知ることができないので、もちろん買った店もよくわかりません。
ですが、こんな画像がありました。
ちょっと配色が違うかもしれませんが、似てますね。
お店は、フロリダ州マイアミにある「ISLAND TRINKETZ」というお店の「SWAROVSKI RASTA DRAGONFLY NECKLACE」という商品です。
フロリダ・マイアミですので、友達と立ち寄ったかもしれませんね。
まとめ
Nitto ATPファイナルズ2018(ロンドン)への出場を決めた錦織圭選手。そのトンボの形をしたネックレスが、ファンから注目されています。そこで、トンボの意味やそこに秘められた錦織圭選手の想いを紹介しました。
- 日本では、トンボは後退しないので「前に進むアグレッシブさ」「不退転の決意」を示すものとして知られている。
- トンボは「勝ち虫」とも呼ばれ、同じルートで戻ることから縁起がいいともいわれている。
- 2016年全米オープンに合わせ、ユニクロは、トンボの羽をモチーフとした錦織圭選手のウェア作り、錦織圭選手はそれを着用して試合をした。
- 2016年全米オープンの成績は、2年ぶり2回目のベスト4進出となった。
- 2018年全米オープンでは、けがや不調を乗り越え、再びベスト4進出となった。
- このネックレスがされたのは、その直後であり、これからの強い決意を示すものだったのではないかと思われる。
一流選手の身に付けるものはやっぱりそれなりの意味があるのだと思います。
錦織圭選手のアクセサリーもどんなものかこれからも気になりますね。テレビ映像の首元に目がいっちゃいそうです。